今回の記事は、一週間ほど前の出来事です。
「時系列を無視して釣果うpするのやめてくれませんか?」
と言われそうですが、そこはボケ男のやることなのでご容赦願います。
平成29年4月30日(日曜日)
晴 南風~東風 波高1.5M弱
気温10度→20度 水温未測定
タイトル通り、この日は朝早くからショアジギに出かけました。
現着が3時50分。
駐車場に車6台!
・・・あ、
オワタ!
GWを甘く見ていたわけではないが、
まさか6台とは・・・、
でも一応降りて、磯場を確認しよう・・・。
すると、意中の磯場が空いている。
が、私と同年代ぐらいの先行者が一人入りそうな気配。
ただ、少し様子がおかしい。
この方、どこかへどもどしていらっしゃる。
どうしたの?と思いながら声をかけた。
「そこ入られますか?」
「・・・そう思ってきたのですけど、僕、この場所初めてで・・・、
ここって釣れますか?」
――――――――――――、
「そうですね、実績ありますよ。私も立とうと思っていましたが、
先に入られるようなら遠慮します」
そう、以前anbox氏と磯メバルをやった某所なのだが、
ここは基本一人でやるポイントであり、
仲間内でなければ、二人で立つのは難しいところなのだ。
・・・・・手前のポイントが空いていたし、今日はあきらめてそちらへ入ろうか・・・・・
そんな思惟を巡らせていると、思いがけないお返事が。
「二人で入りませんか?」
ほーう。
そう来ましたか。
こちらには何の否やもございません。
「分かりました。よろしくお願いします」
そう言って、仲良く磯場へ。
おはなしを聞くと、昨日も夕マズメをやったが、ダメだったとのこと。
今年はまだ一本もあげていないとのこと。
磯場は何か所かは回っているが、知識は皆無に等しいとのこと。
鈴木などは釣ったことが無いとのこと。
不調法かとも思ったが、タックルを覗かせてもらう。
ディアルーナ1000Mにラインはナイロン。
「PEじゃないんですか?」
そんな不躾な質問はしなかった。
確実に初心者ではあろう。
しかし、
それでも、
今持てる、最大限のやりくりとメソッドを携えてこの場に来ているはずだ。
『匹夫も志を奪うべからず』
反体制気取りの自分は、
存外この言葉が好きなんです。
無論、この方を匹夫呼ばわりするのは、失礼に当たるのですが。
うすら明るくなったところで、一等地を譲る。
(根がきつく、ジグのキャスティングポイントは狭い)
私は根の方を選択し、ミノーイングを。
ですが、この日はまずめのフィーディグタイムに青物が接岸することはありませんでした。
開始30分を回ったところで、私はトイレ休憩でコンビニへ。
彼の分もコーヒーを購入し、現地で手渡すと喜んで頂けた。
5時ころからは一等地を代わる代わる打って、私もジギング。
だが、釣れる気配はない。
時間だけが虚しく過ぎるのみ。
そうこうしていると、彼は次のポイントへ行くらしく、この場を後にした。
「ありがとうございました」
と、深々とこうべを垂れられてしまう。
いや、そりゃあ、いろいろポイントとかはお話しましたが、
そこまでされると、恐縮の至りです。
「またいつかここに来ますので、その時はよろしくお願いします」
・・・俺もここはオキニだが、あなたもシャレたこと言いますな。
「はい、いつかまた会いましょう」
そういってお別れしましたが―――、
そこから2時間粘って7時30分!
ようやく一本あげましたよ。
ディアルーナの戦士さま。
実績はありますので、また是非来てくださいな。