今の時期、豊富な魚種が居て釣り物に困りません。
色々やりたいところですが、ふかせ釣りが本分なので地磯へ。
平成30年5月12日(土曜日) 実釣時間5:30~13:30
くもり時々晴れ。 南の風(7~8M) 波高2M後1.5M
気温13~20度
水温(13~14℃)
さて、やっかいな風と波である。
渡船すれば簡単にしのげるが、南南西8波高2は地磯だと意外にきつい。
ポイントのストック量が試されます。
今回選定したのは、ルート中に△木馬が存在する怖い場所。
冗談抜きで股間に直撃を食らいかねない、個人的に暗いうちからは入れないポイントです。
この日も、腰の曲がった蛙みたいに、コミカルに難所を越えて現場に着きました。
去年も来てます。
ただし、去年は本流筋の潮が沖に流れていた。
そこが違うだけで、まるっきり天国と地獄です。
良く雑誌などで「右に行ったり左にいったり」と潮を表現する場合がありますが、
勘違いしてはいけません。
大概の場合、それらは上波のことで潮のことではありません。
現場では(特に離れ岩が釣り場から近い場合)そこからの払い出しと、自分が乗っている磯からの払い出しで、
上波が複雑化します。
時に右に行ったり、左に行ったりと。
この日の場合、潮そのものの話をすれば、仕掛けが手前に流されるようなアテ潮でした。
そして上波は、基本的にハナレからの払い出しが強い。
しかし、十回に一回くらい地磯からも払い出すような感じでした。
文字通り、勝負の「潮目」さえ変われば、膠着した潮が生まれたり、沖に流れ始めるはずなのです。
ですが、結局まるまる八時間この状態でした。
それでも、釣果はあります。
尺四寸。
流れの攻略を諦めて、沖の根回りを探り釣る、逃げの釣りです。
ヒットポイント
格好良く言えば、水道の反転流側で釣った形ですが、
実際はたまたまそこに魚が居たような感じです。
コマセは殆ど食っていない。
ふかせ釣りの本筋から外れた、苦肉の策でした。
でもね、ここは良い場所なんですよ。
一人限定ですが、沖に払い出しさえすれば、爆発します。
釣りのあとは恒例のキャンプ。
真ん中のは中トロと大トロだが、右側の正体をお分かりだろうか?
なんとイシナギだそうです。
どちらも温泉街の商店で買ったのですが、直売りならではの破格でした。
というか、男鹿磯でイシナギが釣れることにびっくり。
生まれて初めて食べましたが、脂がのっており、非常に味わい深い。
カサゴやキジハタと似ているのですが、どこかが明瞭に違うような・・・・・・
えも言われぬ味わいでした・・・・・・
それではまた近いうちに。